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母の日の出来事・・・・・・・。

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母の日の出来事・・・・・・・。

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何かをきっかけにそれは始まりました。

 

そんな会話の中で、我が家のペット自慢が始まり、
どこの犬が一番可愛いか・・・・、
なんて自慢大会になりました。
部長いわく『うちのはジャニーズ系』といい、
課長いわく『うちは宝塚系!』なんて
自慢の画像を見せ合いながら、
休憩時間を過ごしました。
もちろん、
我が家の次女の画像もお披露目したのですが、
部長は『ぶっさいくな顔やなぁ~♪』
課長にいたっては、
『うぅわ~@@;・・・・・・』なんてひどい反応!
追い討ちを掛けるように、
若い女性社員は『かっ、か・わい~ぃ♪』
なんて、引きつっていました。

そんな乱暴な一日の仕事が終わり、
母の日のプレゼントをと思い、
近くの駅ビル内にある
百貨店の食料品売り場でそれを物色しました。

お花屋さんの前を、
何度も何度も通っては、恥ずかしい感情と
気が小さいせいか
結局何も買わず、お茶屋さんへ向かいました。
お茶屋さんにも、
母の日用の商品のいくつか用意されていました。
が、結局のところ、同じように恥ずかしいから
一番行きやすいケーキ屋さんで買うことに決めました。

他のお客さんがいないことをいいことに、
勢い良く『これ下さい!』とお願いしました。
カタカナで書かれてるから読めるのだけど、
横文字で書かれた商品名を読んで
注文するのが恥ずかしいから
ほしいケーキを指差して『これください♪』と、
やっとの思いで購入してきました。

店員の高校生らしきバイトの少年は、
私の顔を見てニヤニヤしながら、
可愛いリボンをつけてくれました。

感心しながら、
その梱包作業の手さばきを見入っていると、
私の右の脇の下あたりに、
何かの存在感を覚え、そこに眼をやると
背負うカバンの方が大きく思えるほどの
小さな小さな中学生の少女が、
自分の手のひらの三倍ぐらいあるような
お財布をしっかりと握り締め、
母へのプレゼントとなる、
かわいらしいショートケーキを見つめていました。
学業のカバンと、部活のカバンでしょうか?
カバンが歩いているように見えるくらいの
濃紺の制服を着た小さな小さな少女が、
愛する母のための450円のショートケーキを、
透き通るような真っ黒い瞳で見つめていました。

『悪いな』と思いながらも、
彼女の言動を観察してしまいました。
たった一つのショートケーキを買いに
このお店に立ち寄ったのでしょう。

そんな光景を見ていたら、
急に鼻の奥が熱くなって来てしまいました。
その光景がゆがみ過ぎる前に
その場所を立ち去りましたが、
懸命に働く少年と、
けなげな少女に出会えた一日に感謝をし、
希望をいただいた豊かな一日が今日も終わりました。

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